ベトナムに感謝、エンジントラブルに直面していた海自P-3Cが無事帰国

ソマリア沖・アデン湾における海賊対処の任務を終え日本に帰国途中だった海上自衛隊の
P-3Cはエンジントラブルに見舞われ、約2ヶ月間にわたりベトナムのに留まることを余儀なく
されたが、6月29日にタンソンニャット国際空港を飛び立ち日本に無事帰国することができた。

中東派遣中に新型コロナウイルスが流行したため帰国の際に必要な給油が受け入れられる
のか問題になったが、ベトナム側は海上自衛隊のP-3C受け入れを快く許可してくれた。

しかしタンソンニャット国際空港到着後、P-3はエンジントラブルに見舞われ離陸できなくなって
しまい、搭乗していた海上自衛隊員はP-3Cの機内で待機を余儀なくされたが、ベトナム側が
特別に海上自衛隊員の入国を許可、宿泊先の確保まで手配してくれたらしい。

結局、トラブルに見舞われたP-3Cのエンジンは交換が必要と判明したため、日本からの追加
人員派遣や交換用エンジンを輸送する航空自衛隊の輸送機「C-2」受け入れなど、全ての要請
にベトナムは快く応じてくれたためタンソンニャット国際空港到着から約2ヶ月後の6月29日、
エンジン交換を終えたP-3Cはベトナムを飛び立ち日本に帰国することができた。


感謝、感謝