>>494
もともとロシア海軍は日露戦争前で排水量80万トン、世界4位の規模という先進的な立場にあった。
ロシア革命でも水兵が革命に参加したので、政治的な立場も弱くなかった。
これがひっくり返ったのが「革命やったのに待遇よくならねーぞ」で始めたクロンシュタットの反乱。反革命をやらかしたもんだからボルシェビキに目をつけられて陸軍を支援するためだけの防衛海軍に縮小。
1924年で 戦艦2隻、 軽巡洋艦2隻、 駆逐艦15隻、潜水艦9隻だったらしい。
制海権の獲得とか海上交通路の保護とか口にした連中が粛清されまくってたのが変わったのがスターリン以降。
スペイン内乱で海軍力欠如で支援を阻止されて革命の輸出に失敗したってのもあって、30年代後半から巡洋艦の建造を開始、外洋艦隊目指すぞ戦艦作るぞになったのが1939年。
いろいろ手遅れなところへもってスターリンの好みで戦艦や砲戦巡洋艦とかに偏重してたので、大型艦なんて独ソ戦開始で建造中止の嵐。

独ソ戦開始時点で、北洋艦隊が駆逐艦8隻と潜水艦9隻、徴用船舶7隻。
バルト海艦隊が戦艦2隻、巡洋艦2隻、嚮導駆逐艦2隻、駆逐艦19隻、潜水艦65隻、魚雷艇48隻。
黒海艦隊が戦艦1隻、巡洋艦5隻、嚮導駆逐艦3隻、駆逐艦16隻、潜水艦47隻、魚雷艇が90隻弱。

沿岸防衛に必要と量産した潜水艦が目立つくらい。戦艦いうても1次大戦当時のだし。

>>495
>乗る艦のない水兵が陸戦で「海軍歩兵」として活躍していた程

「海軍歩兵」は1個師団、19個旅団、14個連隊、36個大隊が作られたというから、少なくとも十数万、順当に見て二十万を超える規模になる。
規模の限られた海軍の元乗組員だけで賄えるものでもないし、そもそも海軍歩兵という語じたいが海兵隊を意味するロシア語を単語でぶった切って訳したもの。
創設は17世紀まで遡り、任務は切込みと上陸戦闘の精強部隊だったそうだし。
海軍歩兵は乗るフネのない乗組員の受け皿ではないし、海軍歩兵における元乗組員は、全体としては少数派になる。