>>237
所詮T-50は練習機としては高価に過ぎ、戦闘機や攻撃機としては半端というニッチな機体だから、
海外採用国も4か国に留まっています。

・インドネシア:T-50×16機
・イラク:FA-50×24機
・フィリピン:FA-50×12機
・タイ:T-50×12機

いずれも本物の新型戦闘機を買い込む金の乏しい国ばかりであるから、
「ジェット練習機に軽攻撃任務も兼用させたいし、いざとなれば戦闘機の真似事もさせたい」
という貧乏空軍にはそこそこ需要があります。

特にフィリピンやアルゼンチン(今回発注を取り消し)なんかは、インドネシアやタイと違って本物の
戦闘機を保有できなくなって久しい3流空軍なのだから、余計になけなしの超音速練習機に
対地攻撃と制空戦闘の真似事もさせる必要性があったりします。

とは言え、設計の古いT-50は2020年代以降の第5世代戦闘機との統合的な訓練教習を念頭に置いた
T-7レッドホークにあらゆる意味で太刀打ちできなかったので、これ以上受注は伸びないでしょう。