2020.05.06 WED 15:00
「あつまれ どうぶつの森」で起きた突然の金利引き下げは、この世界が“楽園”ではない現実を浮き彫りにした
https://wired.jp/2020/05/06/animal-crossing-new-horizons-capitalism/

(抜粋)
「どうぶつの森」の最も興味深い面、そしてゲームとして大成功した確実な理由は、結末のない資本主義のひとつのかたちを
提示したことだろう。借金まみれになって、1ベルも返さないで過ごすこともできる。それでも太陽は朝に上り夜には沈むし、
自分の完璧なバラ園では蝶が舞い飛ぶ。たとえ現実世界で住む場所を失い、人生がズタズタだったとしても。

「どうぶつの森」では、そうはならない。もちろん、借金で身動きがとれない状態なのに、熱帯の冒険の遊び場に莫大なベルを
費やしていることになる。それが何だというのだろう? 借金はいつか返せるかもしれないし、返せないかもしれない。
たぬきちは気にしない。だが、プレイヤーは気になるだろう。

それこそが、このゲームが巧みに設計されている点である。借金は目的を与えてくれるのだ。返済に失敗すれば、
ゲームはそこでストップする。進行が止まれば、自分の文明社会も発展しなくなる。発展がないということは、目的を見失うということだ。

もちろん死にはしないが、死んだも同然になる。借金を返して、キラキラした家を建てることができたら、
今後は特に意味もなくオンラインにつなぎ、ほかのプレイヤーの島を探し始めるだろう。

そしてパニックに陥る。「ほかの人たちの熱帯の庭園は、どうして自分の場所よりも素敵なんだろう?」
「なぜ自分の『テラフォーミング』が突然、見事どころかずさんに見え始めたのだろう?」

ここでもたぬきちは気にしないが、自分は気になる。そして、また借金を重ね、コツコツと作業に励むというわけだ。
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「どうぶつの森」って、そんな奥の深〜いゲームだったのか?(困惑)
もっと気楽に愉しめば良いのに・・・