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おつ

前スレカトリック関係
『教理に関する覚え書き―カトリック信者の政治参加に関するいくつかの問題について』は、カトリック信者に対して政治にたいして「キリスト教的価値観」をもって参加することを要求する
そして多元主義を否定してキリスト教的価値観を「譲ることのできない倫理的原則」として堅持することを求める
他のプロテスタント系はしらないが旧教的には皇室にいろいろ口を挟むのは信者としての義務なんだろう

> 世におけるキリスト信者の行動は、過去二千年にわたって、さまざまな形で現されてきた。その一つの現れは、政治生活への関与である。
> 初代教会のある著作家が述べているように、キリスト信者は「市民としてのすべての義務を果たす」(1)。
> 聖人たちのなかで、教会は、政治や国家に惜しみなく献身することを通して神に奉仕した多くの人びとを崇敬してきた。

> トマス・モアは、自分の生き方と死を通して、「人間を神から切り離すことも、政治を道徳から切り離すこともできない」ことを教えた(3)。 

> 「キリスト教的良心に基づき」(7)、キリスト教の価値観に従って、市民としての義務を果たすことにより、信徒はこの世の秩序にキリスト教的価値観を吹き込むというその本来の使命を果たす。

> カトリック信者は、イエス・キリストの福音から使命を与えられている。すなわち、人間と世界についての真理を告げ知らせ、実行に移すという使命である。

> キリスト信者はまた、道徳的相対主義を反映した多元主義の考え方を、民主主義社会に害をもたらすものとして退けるよう招かれてもいるのである。
> 民主主義は、譲ることのできない倫理的原則の真の堅固な基礎に基づくものでなければならない。この倫理的原則こそ、社会生活を支えるものだからである。

> 上記の問題を扱う際に、さまざまなものの感じ方と文化を反映して、複数の方法が存在することは正当だということができる。
> しかしながら、カトリック信者が多元主義の原理を主張することはできない。
> また、根本的な倫理的要求について妥協したり、それを損なうかたちで共通善に作用する政策を支持するような政治生活に信徒として自律的に関わってもよいと主張することもできない。
https://www.cbcj.catholic.jp/2002/11/24/6858/