「まともな法治国家とは言えない」
仙台高裁の裁判官が政府批判

国会で審議されている検察庁法の改正案について、仙台高等裁判所の裁判官が13日、民放のラジオ番組に出演して批判しました。
現職の裁判官がメディアで政府を批判するのは極めて異例です。

仙台高等裁判所の岡口基一裁判官は13日、KBS京都のラジオ番組に電話で出演し、
検察庁法の改正案について、およそ45分間にわたって自身の見解を述べました。

この中で岡口裁判官は経緯を解説したうえで
「検察官が内閣の顔色をうかがいながら仕事をするようになると危惧される。
法解釈の変更を口頭の決裁で済ませるなど、まともな法治国家とは言えない」などと批判しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012431361000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001