美魔女まるで壊れたレコード
「森隠し」失敗の大誤算


著名人が次々と抗議のツイートを投稿し、松尾邦弘元検事総長ら検察OBは反対の意見書を提出するなど、異例の展開をみせる検察庁法改正案。

森雅子法相が15日、ついに衆院内閣委員会で答弁に立った。
政府与党は、混乱を恐れ“失言の美魔女”が答弁する必要のない内閣委を審議の場に設定したが、世論の反発が高まり、法案責任者として森氏を表に出さざるを得なくなった。

しかし森氏の答弁は不十分で、この日の採決は見送りに。
与党が目指した採決の日程はどんどんずれている。大誤算だ。

中略

森氏は12日の会見で「法改正と黒川検事長の定年延長は無関係」と説明したが、
改正案は、法解釈を変更して強行した黒川氏の定年延長を事後的に正当化するための「後付け」と疑われている。

「63歳以降も検事長が居座らなければいけないケースは、黒川さん以外あったのか」と尋ねられた森氏は、ございませんでした」。
野党も傍聴席からも「関係あるじゃないか」と、怒号が飛んだ。

与党側は審議再開と採決への切り札として森氏の出席を受け入れ、質疑終了後の採決を目指したが、そんな環境ではなかった。
野党は公務員制度を担当する武田良太行政改革担当相の不信任決議案を衆院に提出。
改正案採決は来週以降にずれ込み、美魔女は「切り札」にもなれなかった。

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