>>921
「JT-Xは中等〜高等練習機であり、第5世代戦闘機に搭乗するパイロット教育に最適な仕様が求められるが、同様の用途に使われる米空軍T-Xに求められる要求との相違点は当然ある。運用環境の違いと経費対効果の判断が同一ではないからだ。わが国の運用環境を考慮すれば、双発機が望ましいのは論を待たない。人口密集地に所在する飛行場での運用を考えれば、双発機の持つ本質的な冗長性は練習機の理想だからである。双発機と単発機の大事故率を見ればその違いは歴然としている。
米空軍安全センター(Air Force Safety Center)が公表している大事故率の比較して*表1に示す。ここでは大事故とは200万ドル以上の損害(2010年以前は100万ドル以上)、死亡または高度障害、航空機の破壊を伴う事故と定義され、大事故率は10万飛行時間あたりの事故件数を表す。
この表で「全事故」は同機種で起きた全ての大事故を網羅するが、「エンジン関連事故」は単発双発の違いを浮き彫りにするため、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製の同一エンジン搭載機に限定して比較している。
このデータから全事故で単発機が双発機より約50%高いのに対し、エンジンに起因した事故では、大事故に発展する割合が4倍以上にも跳ね上がることがわかる。
F-15とF-16両機種とも搭載エンジンにはいくつかのバリエーションがあるが、F100シリーズの初期型を搭載した両機種のエンジン関連大事故率はF-15(F100-100)の0.24に対しF-16(F100-200)は1.84で、その差は7.67倍にも達する。エンジンの信頼性は時代とともに大幅に向上しており、事故率の差も縮小しているが、双発と単発の冗長性の違いによる本質的な安全性の違いは将来も変わらないであろう。」
*表1 大事故率の比較
機種 搭載エンジン 全事故率 エンジン関連事故
F-15 F100-220×2 2.36 0.22
F-16 F100-220×1 3.46 0.97
単発の倍率 1.47 4.41
(林元空将 軍事研究2017年10月号)

「信頼性の高いF404エンジンを採用したBT-X。単発エンジン故障時の大事故率は双発機の4倍以上である。」
(林元空将 軍事研究2019年3月号)

>>923
T-7A厨には公式発表や林元空将より捏造の方が上回っているのでまさにキチガイ