現実の米海軍はそれどころじゃないんだな
順を追っていくと、
日本が北部仏印進駐する、イギリスはシンガポール防衛に不安となるが対ドイツで戦力が足りない
イギリスはアメリカに艦隊派遣を要請する、これが1940年12月
1941年1月にアメリカは空母1隻を基幹とする機動部隊のシンガポール派遣を決定し艦隊に準備を発令
ところが独巡洋戦艦2隻が大西洋で通商破壊を開始したことで事態は急変
アメリカは派遣を中止、3月、正式にイギリスの要請を断る
3月末に独巡洋戦艦がフランスを拠点としたことで、アメリカは大西洋艦隊の強化を決定
また独ビスマルク級2隻の投入も懸念される事態になる
6月、近代化改装の終わっていた太平洋艦隊最新鋭ともいえるニューメキシコ級3隻を基幹とする兵力が大西洋に移動する
これにより太平洋は未改装の旧式戦艦と空母は3隻のみとなる

8月太平洋艦隊の作戦方針が大きく変更される、現有戦力では有利には戦えないと冷静に分析しており、
当面の対日戦略は東太平洋の防衛と日本領土外辺へのヒットエンドラン攻撃のみとされた
防衛方針はウエーク、ミッドウェーに飛行場を整備し航空基地を建設する
重巡部隊は偵察艦隊として搭載水偵での索敵、潜水艦部隊の日本近海派遣による警戒網作成と通商破壊
その上で空母部隊はマーシャル方面に2回奇襲攻撃を行い日本艦隊を刺激して誘き出す
決戦想定海面はウエーク、ミッドウェー近海
陸上航空戦力の支援を受けた3隻の空母で、空母決戦に勝利し、
その上で主力戦艦部隊の決戦に臨むという方針となっている

すでにフィリピン云々という文言はどこにもない