>>531
ソナーを常に発信していたら、そこに自分が居る事を周り中に触れ回すようなものだから、現代ほ潜水艦は基本的にはパッシブソナーだけを使う。
ただし有線魚雷はそれ自体もパッシブ/アクティブソナーを備えているので、魚雷発射後は自身の取得したデータを母船に送って、外部センサとしても働く。

水上艦に関しては、そもそも常に水上レーダーなどを使っているので、通常はそこまで静粛性に気を使わないし、アクティブソナーも使う。
自衛隊など真面目な海軍であれば、出港後は常にパッシブソナーで受信し続けているし、必要に応じてアクティブソナーを打って周囲を確認する。


魚群探知機とソナーは基本的には同じ原理に基づいており、大型船に搭載される高性能な物であれば、近海の潜水艇などの捜索にある程度なら使える。
軍用との違いは出力もさる事ながら、最大の違いはその解析能力にあり、周波数ごとに割り出し増幅したり、取得しているデータと比べたりが出来ない。

逆に軍用ソナーのであれば、調査済みの海底地形や海水のデータを使って修正を入れたり、個艦毎の微妙な違いを記録しておいて、艦名を割り出すなんて事もやってのける。