偵察機Fw189は双発で比較的大きな割に、高速でもなければ特に航続距離が長いわけでもなく
敵の迎撃の脅威がある空域に飛ばすにはJu88、Bf110のような高速機の偵察機転用型と比べ性能不足で
航空優勢を得ている比較的安全な空域でじっくりと偵察や砲兵観測をするのなら
Fi156、Hs123、Hs126のような既存の低速張り付き観測機でも務まる上にそっちの方が単発・軽量で安価かつ運用が楽であり
そんな中でFw189の性能・機体規模は悪く言えば中途半端に思えます
他国は危険な空域で飛ばす用の高性能機と、安全な空域で飛ばす用の単発軽量クラスの低速機に二極化させており
このようなクラスの偵察機をわざわざ新機種で開発する国は他にありませんでした(ソ連は後で模倣してSu-12を作りましたが)
そんな中途半端なFw189はどのような経緯から求められ生まれたのでしょうか