2次補正予算案 野党 “予備費10兆円は減額を”
NHK 2020年6月3日 12時19分新型コロナウイルス

今年度の第2次補正予算案について、野党側は、あらかじめ使いみちを決めていない予備費が歳出全体の3分の1近くを占めるのは容認できないとして、
組み替え動議の提出も視野に、予備費の減額を求めていくことになりました。
立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の野党4党の国会対策委員長は、来週、国会に提出される予定の今年度の第2次補正予算案などへの対応を
協議しました。

その結果、補正予算案では、あらかじめ使いみちを決めていない予備費が10兆円と歳出全体の3分の1近くを占めており容認できないとして、組み替え動議の
提出も視野に、予備費の減額を求めていく方針で一致しました。

また、「持続化給付金」の事務の委託や、東京高等検察庁の黒川前検事長の問題などについて政府から説明を聴く必要があるとして、予算委員会で
集中審議を行うよう、引き続き要求することも確認しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し
「10兆円の予備費を好きに使うことを認めてしまうのは、議会の自殺行為だ。総理大臣が決めたら何でもいいとなったら民主主義国家ではない」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200603/k10012456221000.html

あんだけ「巨額のコロナ対策予算を組んでも、実際に国民に行き渡る『真水分』の予算が余りにも少ない」と叩いていたくせに、いざ真水分をガッツリ増やした
第2次補正予算案を出すと「政府の使い勝手のいい予備費の増額など認められんから減らせ」なんて矛盾してる。

いつコロナ禍の沈静化に目途が立つのか判らん以上、迅速かつ機動的に拠出が可能な予備費の枠を拡充しておくのは誰が見てもプラスなのに。