ある理系大学院生がいたとして、25歳で卒業、戦車メーカーに就職したとする

入社して5年経った30歳の頃、国が戦車開発を企画、メーカーも開発チームを立ち上げ、彼はチームメンバーの末席に配属されるとする
見事、戦車は国に採用、彼は戦車の改修を請け負ったり、他部署を転々としながら年月を重ねていくとする

やがて25年経ち、戦車は老朽化。国は後継たる新戦車の開発を企画し、メーカーも再び開発チームを立ち上げたとする
このとき彼は55歳。開発チームの設計リーダーかプロジェクト・マネージャーに就き、後輩たちを指導鞭撻する立場となる

……ってな具合に妄想すると、人材育成という観点で見れば、戦車の開発は25年程度のサイクルで回すと良さげだな
これが30年だと、彼は60歳で定年退職を迎え、ノウハウが散逸してしまう(まぁブリテンに定年退職制度は無いけど)

そう考えると、戦車の基礎設計を最後に行ったのが1980年代初頭であるブリテンって、きちんと技術者を育成出来てるか心配になるな