ボルトン氏、暴露本出版へ
弾劾級の罪「外交全般に横行」

トランプ米大統領に昨年解任されたボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が23日に回顧録を発売することが分かった。
出版元が12日、明らかにした。

弾劾訴追された「ウクライナ疑惑」に類するトランプ氏の罪が「外交政策全般にわたって横行していた」と暴露する内容で、
出版の可否をめぐってホワイトハウスと対立する事態に発展している。

出版元によると、タイトルは「それが起きた部屋―ホワイトハウス回想録」で、
北朝鮮やイラン問題などでトランプ氏が繰り返した「首尾一貫しない無計画な意思決定過程」を詳述。

国家安全保障上の利益は脇に追いやられ、ボルトン氏は
「私の在任期間の中で、大統領選再選の打算と関係ないトランプ氏の意思決定を探すのは困難だ」と記しているという。

回顧録では、トランプ氏が出版を阻止しようと、さまざまな圧力をかけてきたことも明らかにしている。
発売予告に対し、ホワイトハウスは10日、機密が含まれているとして修正を要求していた。

だが、ボルトン氏側は「原稿の検閲には昨年末から応じてきた」として予定通り出版する構えで、
既に全国への配送を始めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200613-00000030-jij-n_ame

ボルトン氏がトランプ大統領から離反した模様