米「中国は4日以内に尖閣奪取可能。那覇空港へミサイル攻撃、艦数も日本以上」
https://csbaonline.org/research/publications/dragon-against-the-sun-chinese-views-of-japanese-seapower
執筆したのは、CSBAのシニアフェローのToshi Yoshihara氏で、
筆者も以前勤務していた研究機関で同氏の論文を多く分析したものだ。
同論文では、中国が海軍力において優越感を高めると、より攻撃的な戦略を打ち出し、
それによって日米同盟の機能性が制限され、アジアがより不安定になると警告している。
そして、本論文の71ページから72ページにかけては、
中国が4日以内に尖閣諸島を奪取する強行シナリオが具体的に描かれている。
そのシナリオは以下のようになっている。

https://csbaonline.org/uploads/images/People/Toshi_Yoshihara-full.jpg
米国戦略予算評価センター(CSBA) Toshi Yoshihara

1. 海上保安庁の船が尖閣海域で中国海警の船を銃撃し、その後、中国海軍の護衛艦が日本側へ報復的な攻撃
2. 日中両国が尖閣海域を中心に戦闘モードに突入 中国空母などが宮古海峡を通過し、日本側が追跡
3. 日本の早期警戒機とF15戦闘機が東シナ海の上空をパトロールするが、中国軍がそれらを撃墜
4. 緊張が拡大し、とうとう那覇空港を中国が巡航ミサイルで攻撃
5. 米国が日米安保条約に基づく協力要請を拒否 米大統領は中国への経済制裁に留まる
6. 宮古海峡の西側で日中による短期的かつ致命的な軍事衝突が勃発
7. 米軍はそれを観察したままで依然として介入せず 米軍が介入しないことを中国軍が理解し、米軍の偵察機が嘉手納基地に戻る
8. 最初の衝突から4日以内に中国が尖閣諸島に上陸・奪取
(6月4日放送 フジテレビ プライムニュースの資料をもとに、筆者が部分的追加・修正)

「5. 米国が日米安保条約に基づく協力要請を拒否 米大統領は中国への経済制裁に留まる」
かわぐちかいじかよ