>>785
丁度今日NHK-BSで放送していたピラミッド特集で、近年出土した世界最古のパピルス文書にピラミッド建設にまつわる
重要な記述が大量に記載されていて、その中にはピラミッド建設労働者に提供された食事のメニューも。

昔はピラミッド建築の労働者と言えば、エジプト王朝に使役される哀れな奴隷ばかりで、ロクな飯も食わされず
炎天下で鞭打たれボロクズの様に使い捨てられる存在・・ と言う印象ばかりがありましたが、解読されたメニューは
古代世界の労働者としてはスバ抜けて高カロリーで良質な物を食べていた事が判明しました。

まずは当時のエジプト人の主食のパンであり、炎天下で重労働を担う労働者のカロリーを補うために大量に支給され、
次に豆類をニンニクで味付けした煮物が続きます。

そしてナイル川で採れる豊富な魚の料理を出したり、牛肉や鳥・羊肉が出る事も珍しくなく、古代ビールも労働者の
喉を潤す人気メニューでした。

ピラミッドの建設を行わせたファラオにとっても、神聖な国家事業に関わる労働者を粗末に扱う訳にも行かないし、
飯が粗末では士気も労働効率も上がらないから、可能な限り良質な食事を出す事に腐心したのだとか。