米過激勢力の新潮流「ブーガルー」とは? コロナや反人種差別デモで台頭


 ブーガルーという言葉はインターネット上でここ数年、ゲーマーの間やアングラ系掲示板で「暴動」や「内戦」を意味する俗語として使われていた。元となっているのは、この言葉を冠した1984年のブレークダンス映画のタイトルだが、これを銃支持・反警察・反公権力を掲げる白人男性を中心としたユーザーらがもじって、「新たな市民戦争」を表す言葉に転化させたものだ。
 ブーガルーは組織化されておらず、信奉者はネオナチや白人至上主義グループを中心に、リバタリアンやアナキストもいる。だが特徴的な傾向は、警察や政府といった公権力を嫌悪していることと、銃をはじめとする武器を愛好している点だ。内輪の冗談では、花柄のハワイアンシャツの下にミリタリーベストを着ているといった言い方もある。
 こうしたグループの多くは、米国で新型ウイルスの流行に伴い、各州政府がロックダウンを導入した後にできた。「一部には、各州知事が出した外出禁止令に対し、『解放』を呼び掛けたドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領のツイッター(Twitter)投稿に触発された人々もいるようだ」と同調査は指摘している。
 英ロンドンの戦略対話研究所(Institute for Strategic Dialogue)は、ブーガルーは新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を利用して、社会的対立の拡大をあおろうとする勢力だと分析している。


https://www.afpbb.com/articles/-/3289664


アメリカはカオスな事になってるなぁ