Ju88やFw190Dの環状ラジエータは液冷エンジンを形状も直径もほぼ空冷エンジン化させ
「流線型故に空気抵抗を減らせて高速を出せる」という
液冷エンジンの空冷エンジンに対するアドバンテージを完全に殺している気がします

Fw190は空冷からの換装がやりやすいようにという向きもあるでしょうが
P-36→P-40やMC.200→MC.202のような他国の空冷から換装された戦闘機は
しっかり機首設計を見直して流線型(P-40はラジエータがやや大きいですが)に仕立て直しており
アメリカはおろかイタリアでもやれた設計見直しのコストをドイツがケチったのは不可解です
Fw190Dの設計時にはそんなにも設計変更する余裕が無かったんでしょうか?

更にJu88は空冷から換装したわけでもないのに最初から空冷のような形状にしていて
同じエンジンのHe111が流線型+下部ラジエータ形式なのにこの形式を選んだのは解せません
ウィキペディアの「クラフティ」の記事ではユニット化(クラフティ)のためと書かれていますが
このユニット化は環状ラジエータ形式にしないで流線型にすると出来なくなるようなものなんでしょうか?