【朝鮮日報コラム】「勝ったとは絶対に書かないで」 (朝鮮日報 6/30)
(前略)
実際に「日本の輸出規制1年」を取材する際、勝利の主人公であるサムスン電子、SKハイニックスは「どうか韓日の経済戦で完勝したとは書かないでほしい」と訴えた。
日本の第2次経済報復を触発しかねないという懸念だった。

半導体業界は「日本は初めから半導体工場の稼働中断まで狙っていたとは思わない」と受け止めている。
例えば、フォトレジストはベルギーから導入したが、そこは日本の素材メーカーとの合弁企業だ。 日本政府は追加的な規制は取らなかった。
フッ化水素は在庫がなくなるころに少しずつ許可した。半導体業界関係者は「半導体製造工程に使われる素材と化学薬品は数百から数千種類あるが、今回全て
調査してみたところ、少量であるが代替不可能な日本製素材が今回の3品目以外にも少なくなかった。
日本政府が明らかに知っていて、今回は放置したのではないかと思うと恐ろしい」と話した。

日本が再び挑発に出れば、韓国の半導体は再び生き残りを懸けて戦い、それを克服するはずだ。
しかし、なぜ政治がつくり出した韓日対立に半導体が駒として将棋盤に上がらなければならないのか。
「2対0」「3対0」と進んでも一度挫折すれば、工場の稼働中断を覚悟しなければならない。

青瓦台の金尚祚政策局長は昨年7月、「半導体で日本から輸入する以外にない素材・部品を選び出したところ、長いリストになった」と話した。
世界的な経済分業の体制下でそのリスト全てを国産化することはできない。不可能であるばかりか、あらゆる素材を自給自足することは「経済的鎖国」にすぎない。
ある経済シンクタンク関係者は「第2次挑発の際にはリングの上に企業ではなく、政治と外交が上がらなければならない」と指摘した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d18d0d4502e26fd2d8ec0bcbe6b7b7b8810e796

要するに国内的には「アベの制裁など全然効かなかったニダ♪ ウリナラ大勝利ニダ♪」と盛大な勝利宣言をしてムン酋長の手柄にしたいところだけど、
それをやり過ぎると日本の第2・第3の制裁を誘発して今度こそ半導体生産が止まりかねないから、あんまり気楽に勝った勝ったというな!   ・・という事らしい。