高齢者を守るため、またも若者が“犠牲”に…新型コロナでも繰り返された「世代間格差」の正体
https://www.msn.com/ja-jp/news/coronavirus/%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81-%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%82%82%E8%8B%A5%E8%80%85%E3%81%8C-%E7%8A%A0%E7%89%B2-%E3%81%AB-%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%81%A7%E3%82%82%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F-%E4%B8%96%E4%BB%A3%E9%96%93%E6%A0%BC%E5%B7%AE-%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93/ar-BB16lP4l?ocid=msedgntp

トッド氏は、先進国のなかでも多くの死者を出したフランスの状況を次のように分析する。
この点、フランスは、興味深い典型例を示しています。グローバリズムのゲームのルールを忠実に実行してきた国として、
フランスのエリートたちは、工業で稼ぐのも、観光業で稼ぐのも、その良し悪しを問うことなく、同じようにGDPに換算
できるという態度を30〜40年にもわたって取ってきました。その結果どうなったか。

今回の新型コロナではっきりしたのは、モノの生産に関しては、フランスはもはや“先進国”ではなく“途上国”だということです。
フランス人は、人工呼吸器もマスクも医薬品もつくれない自国の現実を突きつけられました。それらは、中国やインドで製造され、
国内にはもはや技術や生産基盤がない。国内最後のマスク工場は、2年前に閉鎖されていたのです。


世界的な混乱の中では、グローバリズムや水平分業は自国を守る事が出来ない、という事だの。