>>849 (続き)
月内にも提言
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自民党はミサイル防衛に関する検討チームを立ち上げ、月内にもイージス・アショアの代替策や敵基地攻撃能力の
保有の是非について提言をまとめる。敵基地攻撃の名称変更も検討する。

「自衛反撃能力」への変更案を唱える党国防族の一人は「敵基地攻撃は先制攻撃との誤解を与える。
『自衛』『反撃』という言葉を使い、あくまで専守防衛の枠内だと示したい」と語る。

自民党は18年の防衛計画の大綱の改定にあわせた提言で「敵基地反撃能力」という表現を使ったことがある。

敵から攻撃を受けた後、2発目以降の発射を防ぐために基地をたたく考え方だ。敵からの攻撃を受けた後なので
先制攻撃との区別は明らかになる。

政府見解では1発目の準備段階から自衛権の行使として敵基地を攻撃できるが、能力保有に慎重な公明党や
野党の反発に配慮した経緯がある。

党内からは「スタンドオフ防衛」との名称も案にあがる。敵の脅威圏外からの攻撃によって自らを防衛する意味合いを持つ。
「防衛」という文言を使って先制攻撃との区別をはっきりさせる。

「自衛反撃能力」や「スタンドオフ防衛」には攻撃目標を基地だけに限定しないとの意味も込める。

ミサイルの発射場所は基地に限らない。北朝鮮は移動式の発射台を持つ。「敵基地」との言葉を避け、
実態にあった表現をする意図がある。

「打撃力」という名称を提案する議員もいる。敵のミサイル拠点を攻撃できる抑止力を印象づけるためだ。
日米同盟で日本が専守防衛の「盾」、打撃力を担う米国が「矛」となる従来の役割分担から一歩踏み出し、
日本も「矛」の役割を担うべきだとの主張が透ける。
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「スタンドオフ防衛」なんておもしろそう。