名機PC-98いまだ現役 在庫1000台専門店に迫る
2020年7月14日 11時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN7F5K3SN7DUEHF118.html
そんな隠れたニーズに応え続ける専門業者の一つが、「PC-98のミシマ」(静岡県伊豆の国市)だ。
約1000台をストックして整備・販売するほか、修理や買い替えの相談にも応じている。
代表の井口智晴さん(38)が15年ほど前、すでに他店でPC-98の扱いが大きく減っていたのに気づき、
古いマシンに特化した事業を思い立ったという。
ミシマでは、1日当たり数件ほどの販売・相談がコンスタントにある。
壊れたマシンを抱え「生産ラインが止まった」と飛び込んでくる新規の客は後を絶たない。
バブル経済期に設備投資された工場では、設計時点でPC-98をシステムに組み込むことが多く、
設備を丸ごと入れ替えない限りPC-98を使い続けざるを得ない。
長年ノートラブルだったシステムが突然動かなくなり、「分かる人間がもう社内にいない」と、
お手上げ状態で相談してくる現場責任者も増えているという。
工場以外でも、社内の経理システムで使い続ける経営者や、楽曲制作の機器として愛用し続ける
ミュージシャンなど、「キューハチでないと駄目」とこだわる得意客が少なくない。
ただ、内蔵型ハードディスクドライブや拡張ボードなど、PC-98専用の機器や補修部品の
流通量はどんどん減っていて、在庫の確保が難しくなっている。


SATA-IDE変換でSSD搭載とかな