後継機が必要なのは

(1) 上級戦技教育機(T-4を用いている)
(2) 飛行隊支援機(戦闘機飛行隊の訓練支援や、ウイングバッジ維持などに用いる。T-4を用いている)
(3) 戦技教育機(F-15DJやF-2Bを用いている)
(4) F-15MJの後継

(1)と(2)はそれほど重要じゃないので性能もどうでもよい。安いのでよい。
(4)はJSI改修があるのですぐでなくてもよい

(3)をどうするかが問題で、F-15DJをJSI改修するにしてもF-2Bの後継が必要

2020年代から2030年代の戦技教育機に望まれるのは
F-35やF-3など第5世代戦闘機や第6世代戦闘機への対応が必要(その点ではDJのJSI化では能力不足)
さらに米軍では省略している複座教習もやるべき

で、「練習機だから安く作らないと」という発想は戦技教育機では不要で
26DMUを複座にしたものをそのまま作ればいい。
26DMUはその前の23DMUから10年近く、設計やその設計をベースにした研究が進んでおり
風洞実験や数値計算なども終わっているのでF-3のような研究試作ではなく
量産試作から開始して短期間で配備が可能である。エンジンもXF9-1レベルで十分。
生産機数も、(4)のJSI後継や(2)の支援戦闘機の一部も含めて150機以上を見込めば100億円以下にできるだろう。

利点はF-35のパイロットに対して複座教習により米空軍以上の教育効果が見込めること
F-35では不可能な国産兵装が運用できること、現仕様でもF-35と同等かそれ以上の性能が見込めること
双発による生存性向上、複座による戦技教育以外の様々なミッションが可能であることなどである。