電子化の話が出たのでこんな記事を

日銀、「デジタル通貨」研究組織を新設 トップに異例の審議役 検討強化アピール
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200720-00000074-mai-bus_all
【毎日新聞】
 日銀は20日、中央銀行によるデジタル通貨発行の課題を探る専門組織「デジタル通貨グループ」を決済機構局に新設した。2月に発足させた研究チームを正式な組織に格上げして体制を強化する。金融システムや金融政策に与える影響などを調べる。

 グループ長に奥野聡雄審議役を就ける。グループ長は企画役が就くのが一般的。「格上の審議役に担当させるのは異例の人事」(日銀幹部)で、検討を強化する姿勢をPRする。

中央銀行が発行する通貨がデジタル化された場合に、金融の緩和と引き締めを操作する金融政策にどんな影響が出るのかなどを探る。新グループは10人程度で、民間を含めた決済システム全体の課題も調べる。ただ、技術的な課題に加え金融政策や金融システムに甚大な影響を及ぼす可能性が強く、日銀幹部は「研究は進めるが早期発行は難しい」と話している。

 政府は17日に閣議決定した経済財政運営の指針「骨太の方針」で中央銀行デジタル通貨について初めて取り上げているが、これは中国人民銀行(中央銀行)が「デジタル人民元」の発行準備を進めていることに、政府・与党内では
「中国がアジアでデジタル人民元の経済圏を作り、覇権を握ろうとしている」(自民党議員)
との警戒感が広がっており、日銀に検討加速を促した格好だ。