中国、ブータン東部の領有主張 新たな争点化、インドけん制
7/26(日) 7:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ff98e3a90c68fe4d23dbdcd35672327762bfda0
国交がない両国は2016年まで国境画定交渉を24回重ねているが、
ブータン側によれば、東部が議題に上ったことはなかった。
中国による新たな争点化は、ブータンと結び付きが強く、
対中国境紛争が再燃しているインドをけん制する狙いもあるとみられている。

中国がブータン東部「サクテン野生生物保護区」の領有権に言及したのは、
6月初旬にオンラインで行われた国際機関「地球環境ファシリティー(GEF)」の会議。
議事録によると、中国側代表は「ブータンとの係争地に位置し、両国の国境画定協議の
議題になっている」と表明。ブータン側代表は「係争地として協議したことはない。
中国の主張を完全に拒否する」と反発した。
中国外務省の汪文斌副報道局長は今月21日の記者会見で「(ブータン)東部、中部、西部
いずれも長らく未画定の係争地がある」と述べた。
保護区の東はインドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州に隣接し、
中国は同州も「南チベット」と呼んで領有権を唱える。
インドでは、中国のブータン東部をめぐる動きは「アルナチャルプラデシュ州への干渉を強める」
(ヒンズー紙)狙いがあるとして、警戒感が高まっている。

貪欲だな