バイデン氏が当選して来年1月新大統領に就任する可能性が高まってきたいま、
おもに民主党員の間で「あのトランプ氏がもし敗退しても静かに去るはずはない」という懸念が高まっている。

これまでにもさまざまな状況で法や慣例を無視してきたトランプ氏のことだから、
選挙結果を受け入れることも拒否して居座り続けるのではないか、という疑いを抱き始めたのである。

中略

ハーバード大学法科大学院のローレンス・トライブ憲法学教授はニューズウィーク誌(電子版)で、
「アメリカで240年にわたって続いてきた平和な政権交代が今回は行われないのではないかと憂いている」と語り、
「アメリカという実験は南北戦争以来最大の危機に瀕している」と語った。

しかし同記事でノースカロライナ大学法科大学院のマイケル・ガーハート憲法学教授は、
「トランプ大統領が(大統領選)敗退結果を認めないという主張を支える連邦法は存在しない」と語り、
トランプ氏が選挙結果を否定するために裁判を求めても却下される可能性が高いことを指摘している。

もしトランプ氏が居座るという事態が起こったら、民主党のナンシー・ペロシ下院議長が黙っていないようだ。
USニューズ&ワールド・レポート誌(電子版)によると、ペロシ氏はトランプ氏が敗退した場合で政権が交代する2021年1月6日以降にもし同氏がホワイトハウスに居座ったら
「(ホワイトハウスを)燻蒸消毒していぶし出す」「知っているかどうかわからないが、彼は(ホワイトハウスを)去る」と語った。
 
https://newsphere.jp/politics/20200729-1/

トランプは大人しく去るかな?
それとも第二次南北戦争かな?