2020.07.28
契約総額57億ドルの行方、豪州の歩兵戦闘車と自走砲を巡ってドイツと韓国が激突
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/germany-and-south-korea-clash-over-australian-defense-equipment/

このレッドバック(オーストラリアに生息する毒蜘蛛:別名セアカゴケグモ)と名付けられた歩兵戦闘車(IFV)は、
韓国軍が採用している歩兵戦闘車「K21」の技術をベースに開発された歩兵戦闘車だが完全にK21と別物である。

韓国軍が採用しているK21は約25トンと標準的な重量でまとめられているが、豪州に提案するため開発された
レッドバックの最大戦闘重量は約42トン(追加装甲装着時)で既存の歩兵戦闘車(※)と比較すると非常に重い。
これは装甲車両の「重装甲化」というトレンドを踏まえた豪州の要求性能によるもので、レッドバックと同じ
最終候補に選ばれたラインメタル製の歩兵戦闘車「リンクス KF41」の最大戦闘重量は約44トンで、
さらに将来のアップグレードを見越して最大6トンまでの装備や装甲を追加できるだけの余地を残しているというのだから驚きだ。

※補足:西側で最も有名な歩兵戦闘車M2ブラッドレーの最大戦闘重量は約30.4トンで日本の89式装甲戦闘車は約26.5トンと非常に軽量

因みにドイツ軍が採用したプーマ装甲歩兵戦闘車の最大重量は約43トン、米国のM2ブラッドレーの後継に
提案されていた次世代歩兵戦闘車も40トン〜50トンレベル(その後白紙化)、ロシア軍が採用する
T-15重歩兵戦闘車の最大重量は約48トンだ。
(以下略)
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最近の歩兵戦闘車のデブ化が止まらねぇ。
10式とほぼ変わんないじゃねぇか。