海外「日本の自由が羨ましい」 イスラム指導者が題材の学園系ライトノベルにムスリムが衝撃
【パンドラの憂鬱】

「軽小説」を原義とした小説の分類の一つである「ライトノベル」。明確な定義は存在しませんが、SF、ファンタジー、ホラー、
ミステリー、恋愛などのジャンルを軽い(light)文体で書いた、若者向けの娯楽小説を指すことが多いようです。

前述の通り、そのジャンルは多岐に渡っているのですが、先月にはイスラム共同体の指導者を意味する「カリフ」をテーマにした、
「俺の妹がカリフなわけがない!」が発売されています。
作者はイスラム法学者、哲学博士の中田考氏。

内容は、厳格なカースト制を敷いた全寮制の中高一貫校で、生徒会長に当選した「俺」の妹である天馬愛紗が、
就任早々「生徒会長」を「カリフ」に改称し、カリフ制を宣言したところから始まる学園ドラマです。
なお、「カリフ」はイスラム共同体の指導者を意味し、本来は、男性のみが資格を有しています。

中田氏が「人類を領域国民国家の牢獄から解放する、カリフ制の再興を説くべく」書き上げた作品だそうで、
カリフを題材にしたライトノベルは「前代未聞」との事。

先日この作品の存在がムスリムの人々にも発見され、大きな話題に。関連投稿には多くのコメントが寄せられているのですが、
意外にも(?)そのほとんどは非常にポジティブなものでした。
反応をまとめましたので、ごらんください。

■ イスラムの文化をライトノベルに落とし込むのは興味深いけど、
  真の教えから逸脱しちゃわないかが心配ではある。

では真の教えとやらの統一見解を出してもらおうか