2021/08/19

最近のレーダー衛星はSAR技術が進歩していて、光学衛星なみの画像情報が得られる。夜でも曇りでも関係ない。
SARは植生を透過した地表情報も取得できる。森林の樹木を透視できるのだ。これらは客がリクエストすれば、取得できる。

SAR衛星は1978年に初登場したが、さいしょはアナログで、高額なわりに情報品質は低かった。
しかし1990年代にデジタル化して、俄然、コスパがよくなった。画質も大向上。

民間用のSAR写真の世界では、解像度3mのものが中くらいの精度で、1枚の写真で40km四方の地積をカバーする。
低レゾだと、解像度20mとなり、そのかわり、1枚の写真で100km四方の地積を俯瞰できる。

SAR衛星は基本的にLEOである。すなわち800kmから600kmの高度を周回する。

今日ではSAR衛星は、3機か4機を編隊(アレイと称する)にして周回させることで、同時に広範囲を撮影できるようにしている。もちろん、それらは1基のロケットにより、同時に軌道投入されるのだ。
SARアレイの数が増したことで、海洋上の船舶がコソコソ動き回ることは不可能になった。広い外洋のどこであれ、常時、動静が見張られるようになっている。

たとえば、ディーゼル潜水艦がほんのわずか浮上しても、バレてしまうのである。
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「ディーゼル潜水艦がほんのわずか浮上しても、バレてしまう」のであれば、有事に空母機動部隊が母港を出港して姿を晦ますことなど不可能なのではないか?
そちらの方がよほど大きな問題だと思うのだが…