なぜこれほどにまで不味いと言われるのかというと、
野菜は本来の食感がわからなくなるほど茹でる、
油で食材が黒くなるまで揚げるなどといった、
イギリスでよく行われる、食材本来の味を残さないほど加熱する調理法が他国人には好まれないからである。

しかも食べる人の好みに応じて塩や酢などで味付けされることを前提としているため、
調理の段階で味付けらしい味付けはされないことも多く、不慣れな旅行者は味のない料理に困惑することになる。

結果としてイギリス料理で美味しく食べられるものは、せいぜいローストビーフやステーキ程度という評判が定着してしまった。

出典
イギリス料理 - Wikipedia