日米同盟の結束に影響 相次ぐ装備品調達見直し

政府がイージス・アショアに続き、グローバルホークの調達見直しに着手した。
米国から防衛装備品を調達する「有償軍事援助(FMS)」制度に不透明な価格設定などの問題点があり、日本側には不満が蓄積している。
だが、唐突な調達中止は米国との結束に亀裂を生むことにつながりかねず、慎重な調整が必要とされている。

「同盟間でサプライズ(驚き)は良くない」。
米軍関係者は、日本政府が米側に十分な説明をせず、イージス・アショア配備計画停止を突如表明したことに不快感をにじませた。

政府筋は河野太郎防衛相について、「行政改革担当相時代のメンタリティーが残っている」と指摘。
「良くも悪くも、これまでの防衛相が決断できなかったことを実行に移している」と語る。

ただ、トランプ米大統領は大量の武器輸出を1期目の成果として誇示してきた。
11月の大統領選を前に日本が高額装備品の調達を相次いで中止すれば、トランプ政権との比較的良好な関係にひびが入る可能性もある。

防衛予算が限られる中、絶えず支出の無駄を削っていく努力は必要だ。
一方、日米が装備品調達で余分な重複を生むことがないよう、緊密に連携を取る必要がある。

グローバルホークの調達を中止するのであれば、米側への事前の根回しは欠かせない。
政府筋は「さもなければ日米同盟の分断を狙う中国などの思うつぼにはまりかねない」と懸念している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/688f3d41829c01f7ab4eb8241a85eb2ffe218693

日本政府はアメリカから独立するのかな?