>>234
訂正
×南海トラフ
○沖縄トラフ

さて、「大陸棚の境界」の基準の一つは「海溝」なのですが、ここで「沖縄トラフ」が問題になってきます。
トラフとは舟状海盆とも呼ばれるように、「細長く深くなった海域」なのですが、
このような地形がどのように形成されたかは、それぞれの怪異について色々な要因があります。
南海・駿河・相模のトラフは、プレートの沈み込みにより引っ張り込まれて深くなっているところですから、
地質的に見れば、本質的には海溝と同じです。

沖縄トラフは、一般的に背弧海盆(縁海)とかんがえられています。
琉球海溝の沈み込みに引っ張られる形で、プレートが引き裂かれるように深い海が形成されたという構造を持ち、
同じ成因を持つものとして「日本海」があげられます。

地質的には、沖縄トラフは「海溝」ではなく「凹み」なのですが、これを「海溝」とみて、
大陸棚の境界と主張することは、中国・韓国がおこなっているところです。
彼らの言う「中間線」とはこのトラフということになります。