韓国、F-35やF-16Vの性能を上回る国産「AESAレーダー」を正式に出荷

韓国のハンファシステムが開発していた次世代戦闘機KF-Xに搭載される国産「AESAレーダー」のプロトタイプが7日、正式に出荷された。

次世代戦闘機KF-Xに搭載される国産「AESAレーダー」の開発は韓国のハンファシステムが担当、性能の検証にはイスラエルの防衛産業企業
エルタシステムズが協力しており、幾度かの検証を経てハンファシステムが開発したアクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ部分の性能が要求性能を
満たすとエルタシステムズが認めた。

今回出荷されたプロトタイプの国産「AESAレーダー」は約1,088個の送受信モジュール(TRM)が組み込まれているが、 2023年までにTRMの数は
20%増加(1,200〜1,300個)する予定なので最終的なアクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ部分の性能はF-35が搭載する 「AN/APG-81(TRM:約1,200個)」や
F-16Vが搭載する「AN/APG-83(TRM:約1,000個以上)」を上回ることが期待されている。

今のところ上記の内容を否定する要素や証言はなく、何と言ってもAESAレーダーの開発経験があるイスラエルのエルタシステムズが「要求性能を満たす」
と認めているのでKF-Xに搭載されるアクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ部分の性能は実用レベルに達しているのだろう。

※GaN(窒化ガリウム)素子のAESAレーダーは世界のどこの国も実現できていなく、韓国が世界初となる。
なお、GaN(窒化ガリウム)は、GaAS(ガリウムヒ素)と比べて約4〜7倍の性能を誇る。

http://www.dmrsc.com/AFCS/AFCS_201x.html
https://www.key.aero/forum/modern-military-aviation/145264-radar-aesa-gan-vs-radar-aesa-gaas

韓国、F-35やF-16Vの性能を上回る国産「AESAレーダー」を正式に出荷
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/officially-shipped-domestic-and-domestic-aesa-radar/

ところでF-3に搭載予定のAESAレーダーのスペックは決まったのだろうか?