三十年戦争中の1631年10月、プロテスタント側のドイツ・ローテンブルク市は、カトリック側の攻撃に敢えなく陥落する
カトリック側の指揮官、ヨハン・フォン・ティリー伯爵は、ローテンブルク市街を焼き払い、市の主だった人物を全員処刑すると宣言した
だが、降伏後の入城式で、やや態度を軟化させ、宴席に置かれた3リットルのワインが入った酒杯を指し、これを一気に飲み干す者がいれば、
焼き討ちと処刑は中止しようと提案した
これを受け、ローテンブルク市長のゲオルク・ヌッシュは、ワインの一気飲みに挑戦、無事に成功させる
ヌッシュ市長はその場に倒れ、その後数日間昏睡状態となったが、ティリー伯爵は約束を守り、
ローテンブルク焼き討ちと市重役の処刑は、中止された