>>842
矢口高雄の短編集「釣りバカたち」の中に、
中国大陸に出征した陸軍兵が戦地でも釣りが忘れられず、
揚子江に釣り糸を垂れたら大きなコクレンが掛かり、
頭の平べったい異様な魚体に戸惑っていたら、
「これはコクレンといってとても美味しい魚です、わたしの家にいらっしゃい、料理してあげましょう」と、
中国の娘さんに声をかけられたのがきっかけで恋仲になり、
戦争が終わったらこのひとを日本に連れて帰るんだ、と心に誓っていたら、
敗戦による日本兵の送還が生涯の別れに・・・ってなのがあるんだが、
大きな頭は唐揚げにして丸ごと食べられるようにしてくれた、ってくだりもあり、

ここからはおれの想像だが、
地元で大昔から獲れる魚の調理には慣れている、ってのは日本でもよくある話だ、
逆に言えば、近年で上がるようになった外来魚だと食い方に戸惑うだろ。
日本で雷魚が獲れるようになったのは故郷を懐かしんだ台湾人が放流してからだ、という説があるけど、
普通の日本人にとっちゃ雷魚ってどうやって食うんだ?とか、
ブラックバスなんかもそうだよな。

行き着くところ日本じゃ外来魚は>>843ってことになるんだろうなあ・・・。