>>852
作家の陳舜臣氏が食エッセイの中で考察しておられたが、
「羹に懲りて膾を吹く」中国故事由来の成語にある「膾」には語義では魚の刺身も含まれる、
と、いうことは、いにしえの中国では魚を刺身で食べていたということになるのだが、
その後、現在に至るまでの中華料理で刺身をさっぱり食べなくなったのはなぜか?

・・・淡水魚を食べる中国大陸の内陸部では、
輸送中に鮮度の落ちた魚を食べての食中毒や寄生虫が少なからず問題になり、
先人たちの腹を痛めた尊い犠牲?のあと、
必ず加熱して食べることが食習慣になったからではないか?と。