よりタブーの少なく自由度の高い性交渉関係を考える場合
両者の役割はsexualではなくgenderによって割り振られると言える

性交渉中のgenderは主導権を握るか受け身であるかという観点で定義することが可能だろう
つまりmasteとslaveだ

具体例を出して考えよう
男女のつがいで男性が女性に対しペニバン逆アナルプレイを望んだとする
これに女性が同意した場合、行為としては女性が主導権を握ることになるが
役割論で考えると、男性が自分の欲求を満足させてほしいが為にこのプレイを望んだのであり
女性はその前提から外れたアドリブを試すことはできない
つまり男性がmasterで女性がslaveとなる

今度は同じペニバン逆アナルプレイでも
女性側が男性に対し性感開発を試したいと申し出て男性が受諾した場合は
当初の合意から多少外れたアドリブがされても男性は受け入れることになるだろう
つまり女性がmasterで男性がslaveだ
これはもっとノーマルなセックスで男性が調子に乗った時にしばしば見られる現象であり
slave側の女性の気分が高まってさえ言えば文句を言いながらも受け入れられる…というのは想像しやすい

これをもって、性交渉中のgenderはmasterが男性的でありslaveが女性的であると定義できる