>>427 つづき

ただ、第3国の核燃料を導入するには別途の協定や合意が必要であり、米国の反発も無視できない。
自主的に核燃料を抽出する案も取り上げられているが、現実性は低い。

現在、韓国は低濃縮核燃料を生産できる濃縮施設がない。施設を造るのにもかなりの時間がかかる。

また、低濃縮技術の確保は、高濃縮とすぐにつながり、国際社会から核兵器を持とうとしているという牽制を受ける恐れがある。
90%以上の高濃縮なら、核兵器化が可能な水準だという。

2000年、金大中(キム・デジュン)政府当時、0.2gの試験用濃縮ウランを抽出した事実が2004年、国際原子力機関
(IAEA)査察と判明し、国際社会が韓国に強い疑問を示したことがある。

文教授は「20%未満の低濃縮では核兵器を絶対に作れないという点と、作る理由がないということを
米国に説得しなければならない」と述べた。

国防部は今年8月に2021-25年の国防中期計画を発表し、4000トン級の次世代潜水艦導入計画を公開し、
原子力潜水艦を示唆したのではないかという分析が出ている。

軍は2030年代初めまでに3000-4000トン級潜水艦9隻を戦力化する事業を推進中だ。

1~6番艦はディーゼルエンジンなど在来式の推進に決定されたが、7~9番艦(4000トン級)はまだ推進方式が決まっていない。
核推進潜水艦が導入されれば、北朝鮮に比べて量的に劣勢の潜水艦戦力を相殺できるという分析が出ている。

原子力推進潜水艦は平均時速が37-47キロでディーゼル潜水艦に比べて速度が2-3倍速く、無制限潜水作戦が可能だ。