数兆ウォンの陸軍ヘリ事業、繊維ファッション専門家が研究指揮
http://news.kmib.co.kr/article/view.asp?arcid=0015125634

韓国陸軍のヘリ運用案を決定する上で重要な根拠となる研究が、防衛産業の専門家ではなく、
繊維ファッション産業の専門家の指揮の下で行われたことが確認された。

現在、陸軍が運用中のブラックホーク(UH-60)機動ヘリを改良して使うのか、韓国航空宇宙産業(KAI)が生産する
韓国型機動ヘリ「スリオン」に全面的に取り替えるのかを決める数兆ウォンの予算がかかった重大な検討作業が、
非専門家によって拙速に進められたのではないかという論争が起きている。

国会国防委員会所属の韓起鎬(ハン・ギホ)国民の力議員が19日、産業研究院や産業通商資源部などから提出を受けた資料と
国民日報の取材を総合すると、産業部自動車航空課は4月に随意契約を結び、産業研究院に「ヘリコプター性能改良事業の
産業波及効果分析」研究を依頼した。 約9000万ウォンの研究費が策定された。

問題は、研究が防衛産業とは程遠い非専門家の指揮の下で進められたという点だ。
韓議員によると、該当研究業務の責任研究員である産業研究院の朴某研究委員は、30年近く繊維ファッション産業を
専門的に研究してきたことが明らかになった。 専門性を巡る議論が持ち上がっている。

これに対し、パク研究委員は「『UH60とは何か、スリオンとは何か』こうした部分は重要ではない」とし
「経済性の分析結果を導き出すのが用役の目的なので、産業波及効果分析専門家である私が研究責任を負うことになった」と述べた。