核燃料は濃縮度で出力が変わる

現在日本に製造が許可されているウランの濃縮度は
高速炉用や実験炉用の20%である

京大炉や原研の試験炉は
長らく99%濃縮の燃料を使っていたが
アメリカが返せと言ってきたので返して
京大は20%燃料に切り替えたら出力が1/5になった

逆に言えば元の出力にするには5倍の燃料を積まないとけないが
京大炉の場合は炉心のサイズを変更できないので、低出力で我慢している

同様に、米原潜のような90%の燃料が使えずに
20%の燃料を使う場合は、同じ規模の炉心で出力が1/5になるのを我慢するか
5倍大きい炉心にするかを決める必要がある
スペースに制約のある潜水艦では厳しい