>>689
その用途向けに本邦が概念研究してた舶用の一体型加圧水炉
深海潜水船用原子炉DRX(内径2.8m高さ7.2m)が熱出力2MW

30日間連続潜航想定しメンテナンスフリー化した一体型炉
耐圧核・格納容器内に発電機まで一式組み込んで一体化したタイプだが
静粛性と安全設計と引き換えに燃料集合体1基、寿命4年の短寿命炉なので
燃料棒交換の際は炉を丸ごと交換することになる

このタイプで長寿命化した場合、性能的に見劣りするが
そうりゅうモデルにスターリング機関の代わりにDRXベースの小型炉2基積むSSnが考えられる
小型核動力プラントAIP潜となる為大文字のNでない艦になる

ただこのタイプは位置的にはなぁ
常時運転し続けられるAIP機関みたいなもので、ホテル・ロード賄った上
潜航中充電し続けられるが、出力面で高速発揮が難しく戦術的には微妙



類似するタイプはソ連・ロシアがSS・SSGといった通常動力潜の能力向上向けにプラント試作
既存艦にレトロフィットしてテストしたが放棄
西側ではフランスが研究、構想は確かカナダが手を出したが中途半端で筋が悪いんで実用化してない


同系列の炉で他に研究されたものは砕氷船向け100MW
サイズがでかいので本邦の潜水艦向けに派生型積む場合は耐圧船殻から新開発することになる


これ以上の軍用舶用炉となると輸入か技術導入、または自国開発になるねぇ