ちょっと話題になってる中華対艦弾道弾についての論文

山下奈々「【研究ノート】中国のASBMの開発動向―DF-21Dを中心に―」 『海幹校戦略研究』特別号(通巻第19号)
https://www.mod.go.jp/msdf/navcol/SSG/review/sp-1-s/sp-1-8.pdf
(3)シミュレーション結果の分析
>シミュレーション結果によれば、空母を識別して位置を特定した情報をミサイル部隊に速やかに送ることができるならば、DF-21Dの弾頭部は
>機動により、空母の移動に十分、対応することができる。
>チャンドラセカールらは、航空機に搭載されるレーダーの覆域から DF-21D のレーダーの覆域を 300km 程度と見積もっておりry
>以上をまとめると、DF-21D は、弾道ミサイルであるがゆえの極超音速飛翔と MaRV による軌道の複雑化により迎撃と回避を困難にしている。

(4)子弾の可能性
>チャンドラセカールらによると、DF-21D が空母を無力化するためには強化された飛行甲板を貫通し、深刻な損傷をもたらす
>通常弾頭が必要であるとしながらも、別の方法として子弾による攻撃を挙げている。DF-21D は最大で 1,000 個の子弾を広範囲にわたって
>散開させると考えられている。子弾による攻撃は、空母の甲板上の航空機や電子機器、艦橋などの艦上構造物等への広範な損傷を与えるため、
>空母の本来の機能を発揮できなくさせる「ソフトキル」を達成できる。さらに、子弾は単弾頭に比べて精密攻撃を実施する際の精度要求を低減できる
>という利点もある。子弾によるソフトキルは、致命傷を与えず、空母を無力化できるため、貫通力の高い単弾頭よりも子弾の方が使用のしきい値は
>低いだろうと述べている。

極超音速で突っ込んできてクラスター弾をばらまくので迎撃は極めて困難という指摘
一方で

JSF@rockfish31
あー、やっぱりクラスター弾での対艦攻撃は、小型舟艇が相手じゃないと意味は無いなぁ。
JSF@rockfish31
これは威力的な意味ではなく当てるという意味で。大型目標にクラスターを当てる労力があれば単弾頭でも直撃できると思う。

幹部学校の紀要に掲載された論文を真っ向から否定する三文字サンかっけーっすw
これだから「カタログ厨の軍ヲタ」って馬鹿にされて専門家から相手にされないのよ