>>282の質問者です
返答が遅くなり申し訳ございません

>>285
対中だけを考えるなら対戦車能力は低くても構いませんが
日本陸軍はWW1以来ずっと対中より対ソを主敵にしてきたはずで
ソ連がBT-2とT-26の実用化以降強力な戦車の大増産をしているのですから
日本戦車もソ連機甲部隊の拡充を見るや対戦車戦に切り替えるはずでは、と思うのです
確かに支那事変開戦後は対中戦の方が切迫していて優先度が高いですが
そこで対中戦を優先するあまり対ソ戦能力を軽視したとも信じられないので

皆様の回答を総合すると、日本戦車において対戦車戦を担当するのは
(八九式)→九五式軽戦車→九八式中戦車→(九七式改)、と考えられており
九七式の原案の中戦車計画の段階では、対戦車戦は現在は九五式軽戦車が、将来は次の中戦車(後の九八式)が担うもので
この計画で作られる中戦車は対戦車戦を捨てて対歩兵戦に特化しても良いと最初から決められていた
つまり日本陸軍は戦車による対戦車戦の重要性を決して分かっていなかったわけではないが
「少なくともこの計画の中戦車(後の九七式)はその任務には使わない」と考えていたわけですね
加えて、開発時点ではまだ47mm砲が完成していなくて砲選択の余地が少なかったせいもあると