現在の米軍では、最低でも高卒学力スコアで並以上が要求されます‥が、米国内の教育格差により話は複雑になります。
ヒルビリーエレジーの著者(田舎の貧困白人→海兵隊→米国トップクラスの大学院=上層階級)
によれば、地方小都市では軍人の社会的評価は非常に高く・高校の上位層でなければ入れないが、
大都市部では『社会的落伍者、高校の最下層以下』。公教育の内容や体制が自治体に任されて
いること・学業や社会に対する文化の違い・資力などから、
都市部や豊かな州では高校に通ってさえいれば、奨学金を得て公立大などに進める
田舎では、軍を満期除隊する事で得られる 公立大学費無料+〜1万ドルの奨学金を狙うしない
のだそうです。ちなみに軍の満期は、通常の兵卒では契約期間丸6年/うち予備役2年で、4年間の
軍務になります。いわゆる経済的徴兵制で、英国でも課題になってますが、優秀な軍人の供給源
であり、(悲しいことですが)貧しい地域の人間が社会格差を乗り越える重要な道にもなってますです