姉妹放置死 容疑者の夫がやり場のない怒りを胸に発した言葉
NEWS ポストセブン 9/8(火) 16:05配信

「女のほうに聞いてください」──
やり場のない怒りを胸に、建設会社経営の父親Aさんはそう言葉を絞り出した。
「女」とは、Aさんの妻で亡くなった幼い姉妹の母
竹内麻理亜容疑者(26・保護責任者遺棄致死容疑で逮捕)のことだ。

 香川・高松市の繁華街から車で30分ほど。長閑な田園地帯で暮らす6歳と3歳の姉妹が
高級外車の車内に15時間以上も放置され、死亡する事件が起きたのは9月3日のことだった。

「昼すぎに母親から“子供がぐったりしている”と119番通報があった。
救急車が現場にかけつけた時、2人は意識を失っていて、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は熱中症。その日、高松市では9月の観測史上最高の37.6℃を記録しました」(捜査関係者)

 母親の竹内容疑者は、救急隊員に
「具合が悪くなってエンジンをかけたままトイレに2時間ほど行っていた」と話した。
だが、捜査が進むにつれて、彼女の嘘が次々と明らかになった。

「防犯カメラ映像などによると、夜9時頃から翌朝6時頃までの間、竹内容疑者は
市内繁華街の飲食店を少なくとも3軒をハシゴ。途中で知人男性と落ち合うと、
明け方に知人男性宅に入って、昼頃まで一緒に過ごしたようです」(全国紙記者)

 子供を車に閉じ込めての不倫だったようだ。姉妹を放置したのが自宅ではなく、
車中だったのは“家から連れ出さなければいけない理由”があったのかもしれない。

「当日、知人男性や飲食店店員には“子供は預けてきた”と嘘をついていた。
逮捕後に黙秘を続けていたのは、知人男性をかばうためだったのか……」(前出・全国紙記者)

 現場に駆けつけた救急隊員がぐったりとした姉妹に蘇生を試み、救急車で運ばれていく
とき、竹内容疑者は遠巻きに見るばかりで、救急車にさえ乗らなかったという。
捜査開始当初、竹内容疑者は駐車していたコインパーキングについても警察に嘘の証言をし、
黙秘を続けたことで警察は無関係のパーキングを現場検証するという混乱も見られた。