>>718
15インチMk-1や38サンチSKCらの連装は、2門並ぶだけで横方向へのかさばりも知れてるのでマウント台座の中心線沿いに
重心を配慮するだけでよく、尾栓はそれこそバーベット背面付近にまで後退させて内部スペースを有意義に使っていますが、
砲が3門なり4門並ぶ多連装ともなると、かさばる砲尾をバーベット最大径付近にもってこないとスペースもバランスも確保
出来ないんで、メカのコンパクト化や揚弾薬筒のレイアウトも含めて俄然メンドウなんですね。

そのニワトリさんシリーズは自分もよく見てますが、もしかするとロドネイは撮影用に弱装で撃ってるかもですね。
世艦でもよく見かけるネルソンの発砲時の写真なんかだと、発砲焔はもっと盛大だったような。
しかし「ビスマルク号を撃沈しる!」のフッド役のヴァンガードもそうだけど、その仕上げに手間ヒマ掛かってる尾栓付近
のゴツイことww

https://www.youtube.com/watch?v=0OmOQs0ziSU&;t=6s


それにしても英米の16インチ砲の操作&動作シーケンスを見比べていつも思うのは、その時代差だけでなく運用に対しての
考え方の違いですね。
動作を単純化して人の手を介在させる前提の米の砲塔内部とその作業の様子は、今まさに危険作業に従事してます感全開の
英とは明らかに異なる。
班長自らその開閉を手動で補助する米の砲尾には、もはやあの過剰にまで磨き抜かれてしかもオートでおごそかに開閉する
英のひたすらゴツイ砲尾のような前時代的なスゴ味など微塵もない代わりに、遥かに身近で現代的で味気ない風情が漂って
いるのも対照的で興味深いところです。

( ^ω^)