最近デジタルセンチュリーシリーズが話題になったが、今年の3月に林元空将が
批判する記事を『軍事研究』に乗せていたのを思い出して、うろ覚えメモを発掘して再掲
タケはロートルがプゲラと書いていたあたりフラグかもと言ってみる

["デジタル・センチュリー・シリーズ"の概要]
・[特徴1]コンピュータシミュレーションで設計と検討を済ませる
・[特徴2]だから強度試験はじめ時間がかかる各種試験はすっ飛ばす
・[特徴3]iPhoneみたいに数年ごとに少数多品種の新型機を開発する。

[批判の概要]
・DCSは畑違いの次官補が空軍がこれまで温めてきたNGAD/PCAを押しのけて
 ゴリ押ししている
・現在の慎重な審査体制は過去の失敗経験からくる知恵である。
 慎重さを欠いたために、かえって計画遅延や失敗作を生んだ経験である。
・シミュレーションの不完全さはF-35の開発計画が示すとおりである。
・iPhoneのような、平和な環境で使われる民生機器と、悪意・敵意と戦う
 軍用装備品は同じ評価基準(特にコストに関する)は使えない
・少数機導入ではメーカー側の負うリスクが大きく見返りが少ない
・このDCS構想が成功する公算は極めて低い