>>608の続き
当時、韓国におけるカレーの存在とは、若い男たちが軍隊で嫌というほど食わされたまずい部隊食イメージだった。
それもメリケン粉たっぷりの、スパイスの利かない粉っぽいカレーだ。 こんなものをシャバに出た後、金まで出して食べようとは思わない。

ただ、新婚家庭で新婦が、雑誌の料理ガイドを見ながら作る料理にカレーライスがあって、新婚家庭ではよく出た。
すると新郎は「こんな軍隊メシみたいなもの食えん!」と夫婦ゲンカになったという話も聞いた。
そんな時代から三十年。 韓国でも今やカレーが一般化し、専門店も増えている。

筆者の事務所の前には味のいいトンカツ屋があって、そこにもカレーメニューがある。
筆者はトンカツよりもっぱらカレーを食べているのだが、周りの客を見ても結構、カレーを食べている。
専門店では最近、日本のチェーン店「CoCo壱番屋」など人気で、いい値段なのによく客が入っている。 韓国カレー史としては隔世の感である。

ところでカレーが軍隊メシとしてスタートしたのは日本も同じだ。
日本には今でも「海軍カレー」という銘柄があるが、明治時代に日本海軍が“カレーライス”を艦内食として開発したのが始まりという。
栄養満点、しかも皿一枚で簡単だからだ。

この歴史を含め、韓国のカレーは日本風カレーとして普及した。 韓国風カレーはいつ登場するのだろうか、鋭意ウオッチング中だ。
http://www.toyo-keizai.co.jp/news/essay/2011/post_4607.php

そりゃまぁ兵役中に比叡カレー紛いの物体を散々食わされてカレートラウマ刷り込まれた夫が、嫁にまたカレー食えなんて言われたら
ついカッとなって嫁の顔の一つぐらい張り倒したくなる罠。 恐るべし韓国式比叡カレー。