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ちなみにお隣韓国ではこれから秋夕(お盆)帰省が始まる季節ですが、今年ばかりは韓国政府もコロナ感染防止の観点から帰省自粛を
強く求めています。 それで皆困るかと言えば、向こうの主婦層は毎年恒例の苦行を合法的に回避できて内心ホッとしているとか。


【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 帰省自粛は誰のため
産経新聞 2020.9.30 07:00国際朝鮮半島

韓国では30日から中秋節「秋夕(チュソク)」の連休に入る。今年は10月4日までの5連休。
帰郷客で毎年、列車や飛行機は満席になり高速道路は渋滞するのだが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、丁世均首相が国民向けの
談話で帰省自粛を呼びかけた。 世論調査によると1泊以上の帰省を計画している者は16%で、例年の半分以下という。

そんな中、帰省自粛勧告をひそかに歓迎している人々もいる。 本来なら夫の実家に同行するはずの女性たちだ。
韓国では秋夕前に憂鬱になる女性が多いと毎年耳にする。 夫の実家への秋夕用の料理の持ち寄り。 先祖へのお供え。 しゅうとめの小言。
親戚付き合いが特に精神的な重圧という。

だが、今年は韓国政府が直々に帰省自粛を求めている。 夫の実家に行くはずだった知人の韓国人女性は、皆どことなく表情が明るい。
「うれしそうですね」と尋ねると大概、「いえ、別に」と含みを持たせた笑顔で反応する。

「義父母を感染させるようなことがあってはいけませんから」というのが模範的な回答。
「何よりも政府が『みなさん、自粛してください』とお願いしているのですから」とも聞く。
韓国政府の帰省自粛勧告は、一方で、帰省忌避の格好の口実になっている。コロナ禍が思わぬ副産物をもたらしたようだ。(名村隆寛)
https://www.sankei.com/world/news/200930/wor2009300002-n1.html