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「ドーモ、羅針盤=サン。ヒュウガです」「ドーモ、羅針盤=サン。イセです」「「駆逐艦です」」
キス・アイランドにハヤテめいてエントリーしてきた二人組のカンムスは、奥ゆかしいアイサツを同時に決めた。その間、僅かコンマ0.2秒!
そのシンクロナイズド・オスモウ選手めいたワザマエに、羅針盤も思わず身震いする。

ヒュウガとイセ、あからさまに大柄なカンムスの二人組はいったい何者であろうか?
古事記に精通した読者諸氏であれば、艤装に剣呑なルーンヒラガナで記された艦名から、メイジ時代の太平洋を支配したドレッドノート・ヨリツヨイフネの
姉妹と考えられたかもしれない。  しかしサイバーサングラスと全身サイバネスーツを身にまとった彼女等は、太古のカンムスとは実際別人だ!

その上…おお、ブッダ!精巧なハイテック義手から飛翔した何十ものUNIXヘリスリケンが、周囲を殺人カラスめいて舞っているではないか!
そのサイバネカラテ粒子を並のテイトクが食らえば確実に失神!
ヨコ・チンやクレ・チンの熟練テイトクであっても、重篤なKRSの発症を免れないであろう!

「あなたのボスに用があります。私達は駆逐艦。いいね?」
「アッハ…ザ、ザッケンナコラー!」
羅針盤は圧倒的アトモスフィアの前に踏みとどまり、ヤクザスラングで返答!
「お前等のような駆逐艦がいるか!」
「駆逐艦だと言っている」
「ダマラッシェー!ノースルート・ジツでサヨナラだ!」
絶叫とともに羅針盤はキツネ・サインを構え…その針を激しく回転させる!
ノースルート・ジツとは駆逐艦以外の針路を強制的に変更するというロリコンめいたジツで、実はチンチンカモカモの仲のシンカイセイカンから伝授された禁忌に他ならない!

「これで駆逐艦を騙るババアは消滅…ア、ア、アイエーエエエ!駆逐艦!?駆逐艦ナンデ!?」
ALAS!羅針盤は遂に失禁し泣き叫ぶ。ヒュウガとイセが、傷一つなくその場に立っていたためだ!
「私達は駆逐艦だと言っている。ジェーン年鑑にも書いてある」
ヒュウガとイセは、冷たくそう言い放った。ブッダ、何たる欺瞞か!
しかしそれは現実だった。シンカイセイカンと魔人アベが暴れ回るマッポーの世において、ヘリ空母を駆逐艦とするなど実際チャメシ・インシデントなのだ!